新潟県を代表するデザインの大学、長岡造形大学では地域協創センターを併設することで、新潟県内外の企業からプロジェクト受託を行っています。地元伝統産業をテーマに学生の研究会を立ち上げるなどの実績もあり、村上堆朱事業協同組合も様々な形で連携が可能と考え、平成26年度には打ち合わせを行い、平成27年度から村上木彫堆朱のデザイン検討を授業として行ってもらいました。
長岡造形大学の授業「地域協創演習」にて、村上木彫堆朱の商品検討を題材として、「日常的に使えるもの、小型のインテリア」をテーマに取り組み、村上市を訪れて彫り・塗り作業の視察・体験、長岡造形大学へ村上堆朱事業協同組合員を派遣しての出前授業、学生がプレゼンを行い組合員がアドバイスする中間発表、最終発表を行いました。
最終発表された中から組合員が数種類を選んで試作品を製作し、3月の「堆朱まつり」でその試作品を発表したところ、大変好評を得たことから、平成28年度はその試作品の中から改良を加え、ブックカバーの「KOITTEN」を商品化し、堆朱塗り、堆黒塗り、朱溜塗りの3種類の発売となったのです。※各画像クリックで拡大表示
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